家庭における子どものしつけ
子どもたちにとって,家庭でのしつけは,これからの社会生活における大きな基盤となります。子どもたちの家庭や学校での小さな変化を敏感に感じ取り,善悪の判断をしかっりと教えながら,ともに思春期と言われる中学校期を充実した時期にしていきたいものです。
○ いうことを聞かないのは,子どもの自立が始まった証拠
思春期や反抗期がくると,体の成長に心の成長が追いつかず,ちょっ としたことで有頂天になったり,深く傷ついたりするものです。また, 異性や性への興味が高まる,自我が強まり親や先生がうっとうしくな る,秘密を持つなど,成長という変化の中で心が最も不安定になりま す。ですから,子どもがいうことをきかなくなっても,いたずらに動揺 したり押さえつけたりする必要はありません。子どもの自立や親離れが 始まった証拠です。むやみに干渉し過ぎ,子どもの力を信じてあたたか く見守りましょう。しかし,それは腫れ物に触れるような接し方とは違 います。冷静に子どもの姿を見つめ,常に会話を重ねる努力をして欲し いと思います。
子どもとの会話の中に,いろいろなサインやしつけの重要さがあるの ではないでしょうか。
「思春期の子どもを理解し,逃げずに見守る」