児童生徒の問題行動等調査結果から(鹿児島県公立学校分)

 平成23年度児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査結果(鹿児島県公立学校分)が公表されました。この調査は,児童生徒の問題行動等について「これまでの状況を調査・分析することにより,生徒指導上の取組を一層,充実させるとともに,調査を通じて実態把握を行うことにより,児童生徒の問題行動等の未然防止,早期発見,早期対応に繋げていくこと」を目的としています。
 ここでは,「いじめ」「不登校」の状況について述べます。
<いじめの認知状況>
 この5年間を見ると,いじめの認知件数は減少傾向にあります。その状況としては「冷やかしやからかい」,「遊ぶふりをして叩かれたり,蹴られたりする」割合が高くなってます。
 いじめの認知件数は減少していますが,ネットによるいじめなど認知できていない,あるいは認知が困難なケースが課題になっています。
不登校児童生徒の状況>
 不登校の生徒数は,依然として多く,中学校では40人に1人という割合です。不登校については一人一人の生徒が社会的自立に向けて自らの進路を主体的に形成していくための生き方支援が必要です。