映画『くちびるに歌を』エール交換会

今月末から全国で封切られる映画「くちびるに歌を」の出演メンバー11人が東京から本校を訪問しました。映画の原作は本屋大賞にもノミネートされたベストセラー小説。全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」の作者アンジェラ・アキさんが五島列島の中学校を訪ねるテレビドキュメンタリーをもとに書きおろされたもので,一人一人が胸の奥に秘めた悩みと厳しい現実を受け入れながらも,仲間とともに生涯忘れられない最高の合唱を作り上げる感動の作品です。
 映画では15歳を設定していますが,訪れたメンバーは12歳から17歳と様々でした。しかし,自己紹介一つをとっても,何か同年代とは思えないオーラのようなものを感じました。笑顔がとても素敵で,凜としており,表情が豊かでした。
 本校の生徒達は彼らとの交流をとおして,たとえ映画で活躍する俳優であっても,基本的に自分たちと何ら変わりない若者であるということを実感したことでしょう。そして,「自分たちも頑張れば可能性は無限に広がる。」ということばの本当の意味を感じとったのではないかと思います。
 合唱の歌声や態度は決して本校の生徒も負けてはおらず,この体験をとおして,本校の生徒も成長し,本校を訪れた俳優達にとっても,実り多い経験になったことと思います。