人権同和教育について学ぶ

PTA教育講演会

 今日,12月10日は世界人権デー,人権週間の最終日,北朝鮮人権侵害問題啓発週間の初日でした。その10日に今日はPTA教育講演会と1,2年生の期末PTAを行いました。

 PTA教育講演会は,講師に人権啓発センターの方をお招きしての講演会でした。御自身の体験話や大切なことを御講演いただきました。
 小さな頃からいわれのない差別を受け,この地域から逃げ出したいという気持ちで,高校卒業後,他県に就職され,家庭の事情で,帰郷し隼人で再就職されたそうです。でも出身集落のことを聞かれ,話すると・・・・やりきれなく,再び鹿児島を離れたそうです。縁があって結婚されてからもご主人にそのことを言えずに悩まれたことなど,とにかく隠したり,逃げてばかりだった御自身が,差別と向き合っている運動家の方と出会い,被差別部落のことを勉強,学習を続ける内に閉ざされた気持ちが軽くなっていったそうです。学習を深めるにつれて自らのあやまった知識,考えに気付き,差別と立ち向かっていこうと思ったそうです。
 ”教育なくして,学ぶことなくして,差別はなくならない。学んでいくことが大切なんだ”と教えていただきました。また,差別をなくすために積極的に人権同和教育をすすめないといけない,決して過去の問題ではない,差別の現実を知ることも大切なんだと。
 参加された保護者の皆さん一人一人が真剣に話に聞き入っていました。
 大変心に響くよい研修会でした。